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第10回ビジュアリゼーションカンファレンス

第10回ビジュアリゼーションカンファレンス開催にあたって


 本カンファレンスはビジュアリゼーションの世界における最先端情報,技術,トピックスを提示する場として 1996年に第1回を開催して以来,今回で第10回を迎えます.  元をたどれば,AVSユーザー会セミナーとして1992年に開催したのが本カンファレンスの原点といえます. このセミナーは1995年の第6回まで開催され,この時期はシミュレーション結果を見るといった科学技術計算分野での利用がビジュアリゼーションの中心だったともいえます.
 1996年に,ビジュアリゼーションの対象が可視化全般にわたることから,可視化情報学会を主催として「ビジュアリゼーションカンファレンス」がスタートしました. 講演プログラムを振り返ると,ビジネス分野における可視化の利用,大規模データの可視化,ネットワークの利用,CG分野やWEBにおける技術まで, 時代に応じてビジュアリゼーションの利用が進化し,今日では様々な情報を人に伝える手段としてなくてはならない技術になっていることが分かります.

 今回は「新しい社会を創るビジュアリゼーション」をテーマに掲げています.
 まず,基調講演として,(財)日本自動車研究所 小林敏雄氏から「ポスト・ビジュアリゼーション:智の共有を目指して」と題して, Visualization 技術の発展や工学、工業の分野で認知されてきた歴史をたどり,次世代の Visualization の可能性をお話いただきます. さらに,量子力学の世界における第一人者である日立製作所 基礎研究所 外村彰氏による基調講演「電子の波で見る量子の世界」では, ナノの世界の随所に顔を現し始めた量子現象を直接観察することを可能にした電子線ホログラフィーの研究についてご講演いただきます.
 招待講演として,「医療と工学」トラック,「都市空間」トラック,「AVSコンソーシアム」トラックを用意して, 様々なビジュアリゼーション事例やシミュレーション結果のサイエンスビジュアリゼーションおよびAVSの利用技術などを紹介します. 機器展示コーナーやAVSチュートリアル,コンサルティングも設けております.
 また,30周年を迎えた可視化情報学会の従来からの可視化実験技術の開発と実用化に加え,情報の可視化技術に対する積極的な展開を表すものとして, 昨年から設けられた公募による論文発表の場もあります. 今回は7件の発表を予定しており,最新の研究成果を紹介していただきます.

 これまでにビジュアリゼーションカンファレンスに来ていただいた方にも今回はじめて参加される方にも満足していただける充実した内容と考えております. ぜひ本カンファレンスに参加していただき最先端のビジュアリゼーションの世界をお楽しみください.


(社)可視化情報学会
AVSコンソーシアム
日刊工業新聞社



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